17、18年世界王者の阿部一二三(23=パーク24)と妹・詩(21=日体大)が史上初となる兄妹同日金メダルに輝いた。この試合の模様を日本武道館で見守っていた松岡修造(53)がテレビ朝日の番組内で熱く伝えた。

同局で、東京五輪のメインキャラクターを務める松岡は「声援がないので、今までのオリンピック会場と全然違う」としつつ「でもここは柔道の聖地でもある日本武道館。何かシーンとした雰囲気から本当の柔道の魂というものを僕は見せてくれたようなそんな気がした」と静まった空気の中に感じた“柔道の魂”を伝えた。

そして「『コロナ禍でできるかわからない』といういろんな風が吹いてましたけど、今回のオリンピックのテーマでもある、『できる』ということを信じ続けることにによって『CANDO』『感動』が生まれる。まさにオリンピックがどんどん『つながっているな』っていう気がしますね」と、五輪がもたらす“感動”や“つながり”を力強く語った。