東京オリンピック(五輪)・パラリンピック組織委員会は14日、東京大会における開閉会式のコンセプトを発表した。五輪パラ4式典の共通コンセプトは「Moving Forward(ムービング フォワード)」となった。

4式典共通のコンセプトは「コロナ禍の困難の中、スポーツの力で世界中をつなげ、未来に向かって希望を生み出す場にしていきたい。前を向いて生きるエネルギーを、1人ひとりに届ける時間にしたい」との意図から考えられた。

かねて組織委などが「東京五輪招致の起源は東日本大震災の復興」と説明し続けてきたが、コンセプトの発表資料には「復興五輪」という文言は盛り込まなかった。

それぞれの式典のコンセプトとして五輪開会式は「United Emotion(ユナイテッド エモーション)」、五輪閉会式は「Worlds we share(ワールズ ウィ シェア)」と付けられた。

また、開閉会式の制作チームのメンバーも発表。クリエーティブチームを統括するエグゼクティブプロデューサーは国際スポーツビジネス界で活動してきた日置貴之氏(組織委職員)。聖火台デザイナーは佐藤オオキ氏が務めてきたと公表した。