国際オリンピック委員会(IOC)の第138次総会が20日、都内のホテルで行われ、終了後に大会組織委員会の橋本聖子会長(56)と武藤敏郎事務総長(78)がメインプレスセンター(MPC)で会見した。

大阪府泉佐野市での事前合宿中に行方不明になったウガンダ選手団のジュリアス・セチトレコ選手(20)がこの日、三重県内で保護された件について、武藤氏は「私共もニュースで知った。まず、どういうことだったのか、本人の意見を聞く必要がある。事実関係を解明してから、処分の要否を考えたい」と話した。

同選手は宿舎に「生活が厳しい国には戻らない。日本で仕事をしたい」との趣旨の書き置きをし、行方不明になっていた。

IOCの担当者もウガンダ選手発見については確認しており、担当者は「レポートを拝見した。事実確認した後、お答えしたい。発見されたのは事実です」と話した。