205の国・地域と難民選手団が参加した入場行進(アスリート・パレード)の大トリで、日本選手団が登場した。

旗手のバスケットボール男子日本代表の八村塁(23=ウィザーズ)とレスリング女子の須崎優衣(22=早大)を先頭に入場。日本国旗は須崎が持って始まり、はじめは手を振っていた八村が中盤から国旗を持って行進した。

八村はアフリカのベナン共和国と日本の2つの国にルーツを持ち、現在は米NBAで活躍。大会コンセプトである「多様性と調和」を象徴するアスリートが、身長203センチの大きな体で堂々と歩いた。

続いて選手団の福井団長や尾県総監督が歩き、その後ろに選手という編成だった。競技名の50音順に従って男女混合で行い、最年長40歳で6大会連続の五輪出場となる水泳飛び込み男子の寺内健から、最年少13歳のスケートボード西田椛まで155人の選手・役員が参加。バスケットボール男子の渡辺雄太やサーフィン五十嵐カノア、飛び込み玉井陸斗らの姿があった。

来賓席からは天皇陛下や菅主将が拍手を送った。

今大会の日本は選手総数583人。監督、コーチらを含めた選手団の総数は1060人だが、出席は155人だった。感染拡大防止の観点から以下の参加条件があり、一部競技は参加が困難となっていた。

選手村への入村は競技開始の5日前からとされており、原則として入村が認められている競技のみが参加資格を有する。

入村が認められている競技であっても、国立競技場への移動は晴海選手村発着のみが認められており、晴海選手村以外に宿泊している競技は物理的に参加が困難。

〇…女子で旗手を務めたレスリングの須崎は、1人で高々と日の丸を掲げて入場した。その後、旗を八村に手渡すと、両手を大きく振って笑顔を浮かべた。ジェンダー平等の観点を考慮して、今大会から旗手を男女1人ずつのペアで起用できる新ルールが採用された。身長153センチの小柄な22歳のレスラーは、身長差50センチと大柄な八村とともに、堂々と大役を果たした。