東京オリンピック(五輪)・パラリンピック組織委員会は1日、新たに18人の新型コロナウイルス陽性者が確認されたと発表した。うち選手は1人で、選手村に滞在している。

18人の内訳は選手のほか大会関係者5人、業務委託スタッフ11人、ボランティア1人。選手のほかに選手村の滞在者はいなかった。

組織委が公表を始めた今月1日以降の陽性者数は通算で259人となった。

7月30日までの空港検疫は4万1058件で陽性者は35件(陽性率0・09%)で、東京大会のスクリーニング検査は41万3700人で同85人(同0・02%)だった。

この日、東京・有明のメインプレスセンター(MPC)で大会中間会見に出席した組織委の武藤敏郎事務総長(78)は「新型コロナ対策については想定内のレベルで事案対処に当たれている。毎日3万件を超える検査を行い、陽性者が確認された場合は速やかに隔離できている。現在の入院者は1人で重症者は0人。引き続き、しっかり対応して五輪を成功に導き、パラリンピックに向けても準備を進めたい」と述べた。【木下淳】