丸川珠代五輪相(50)が18日、衆院内閣委員会の閉会中審査に出席した。13日に辞任した内閣官房東京五輪・パラリンピック推進本部の平田竹男前事務局長が約3年間、「RIZAP GOLF」から計400万円以上のゴルフレッスンを無料で受け、レッスンに公用車を使用していたと文春オンラインで報じられたことについて、野党から質問を受けた。

立憲民主党の今井雅人議員から、平田氏の無料ゴルフレッスンと公用車使用の事実関係について質問を受けると「確認を行っている。公用車使用については『業務の必要に応じて、適切に使用としていた』とご本人が話していたとのことだった。ご本人は『重く受け止め、反省している』と述べられているとのことです」と答えた。

報道からすでに10日以上経過しているだけに、いまだ「確認中」とした丸川氏に対し、今井氏は「隠すのですか」と追及した。丸川氏は「まさに現在、確認しているところです。何かを隠しているというわけではございません。オリパラ事務局から、つまり事務方から事実関係について、引き続き情報収集している」と、この日も「確認中」を繰り返した。

今井氏が「確認したら説明してください」と念押しすると「そういうことで、しっかり確認したいと思います」と答えた。

報道を受け、丸川氏は10日の閣議後会見で、事実関係を「確認中」と繰り返した。野党は11日、国会で合同ヒアリングを開き、問題を追及。平田氏は同日、官邸で取材に応じ「事実関係を確認中」としたほか、公用車使用について「(記憶には)あんまりない」と答えていた。疑惑が解明されないまま、13日に平田氏が辞任した。