ホーム 東京オリンピック2020 トラック ニュース RSS 梶原悠未第4種目で落車も銀メダルなぜ? 女子オムニアムポイント解説 [2021年8月8日21時11分] 自転車トラック女子オムニアムのポイントレースで、オランダのキルステン・ウィルト(左から3人目)と接触し落車する梶原 <東京オリンピック(五輪):自転車トラック>◇8日◇女子ケイリンほか◇静岡・伊豆ベロドローム 女子オムニアムで、梶原悠未(24=筑波大大学院)が銀メダルを獲得した。日本女子として自転車トラック種目では初の五輪メダル獲得となった。 ◇ ◇ ◇オムニアムは中距離4種目を1日で行い、総合得点で順位を決める。第1種目スクラッチ 女子7・5キロ(30周)の順位を争う。梶原は2位発進。第2種目テンポレース 女子は7・5キロを走り、獲得点数を争う。毎周回1位通過のみ1点。梶原は10周目の点を獲得して5位でゴール。暫定3位に。第3種目エリミネーション 2周ごとに最後尾だった選手が脱落。梶原は集団の外を回りながらも最後2人のスプリント争いまで残り2位。トップから2点差の暫定2位に。第4種目ポイントレース 3種目までのポイントを持ち込み、女子は80周で争う。10周回ごとに1位通過で5点、2位3点、3位2点、4位1点、最終周回は点数が2倍に。梶原は30周目で2点獲得も、残り9周で落車。ルール上、ほか選手の5周以内に落車した位置に戻れば、周回遅れとされない。戻れなければ棄権だった。銅メダルのウィルト(オランダ)とは総合点で2点差と、結果的に30周目の2点と速やかに戻ったことが奏功し、女子史上初の銀メダル獲得となった。