世界選手権2位の西矢椛(もみじ、13=ムラサキスポーツ)が15・26点で金メダルを獲得した。13歳のメダル獲得は、1992年バルセロナ大会競泳女子200メートル平泳ぎで優勝した岩崎恭子(14歳6日)を抜き、日本史上最年少メダリストとなった。

ネット上では感動の声とともに西矢の競技後のある発言が話題となっている。競技中、西矢は同じ日本代表で銅メダルを獲得した中山楓奈(ふうな、16=ムラサキスポーツ)と仲良く話す場面が多くみられた。

優勝インタビューで何を話していたのかを問われると「ラスカルの話をしていました」とひと言。この発言にツイッターでは「金メダル取りながらラスカルのこと話してるのかわいすぎん?」などとのツイートが相次ぎ、すぐさま西矢らの名前と共に「ラスカル」もトレンド入りする事態となった。

西矢は加えて「スケボーの話とは全然違います」としか語らず、その話は終わってしまった。そのためラスカルが何を指しているのかははっきりせず、SNS上には予想する声も多く集まった。そのほとんどはアニメ「あらいぐまラスカル」を予想するものだが、2人はまだ10代。同アニメは40年以上前に放送されていたものだけに、人気ユーチューバーの「大食いらすかる」やスノーボードのゴーグルなどを扱うメーカー、スミスの「ラスカルゴーグル」を予想する声もあがった。

その他にもタイムリーなものとして、スマートフォン向けゲームアプリ「脱獄ごっこ」が25日まで行っていたゲーム中に、あらいぐまラスカルが登場する「ラスカルコラボ」を予想する投稿や、競走馬のラスカルスズカを挙げる声もあがった。

反響は広がり、あらいぐまラスカルの公式ツイッターアカウントは、西矢がラスカルについて語ったことを伝えるNHKスポーツの投稿をリツイート。その後、スケートボードに乗るラスカルの絵を添え「西矢選手、中山選手、スケートボード女子ストリートでのメダル獲得おめでとうございますミャ~」と祝福ツイートまで行った。メダル獲得の感動とともに、さまざまな「ラスカル」も注目を集める形となった。