東京オリンピック(五輪)の男子サッカー日本代表MF中山雄太(ズウォレ)が静岡合宿中の8日、オンラインで取材対応した。

正式メンバー22人が決まり、残り2つの親善試合をはさんで本番を迎える。「金メダルに強い気持ちを持つ、そのプロセスとして1日の成長がある。競争がありつつ、高め合って金メダルに近づき、獲得できるように」と引き締まった表情で話した。

本職はボランチだが、ズウォレでは左SBやCBなど複数のポジションをこなし、ユーティリティーさも向上。日本代表ではメンバー構成上、左SBの主力として計算されている。DFラインでは隣にDF冨安健洋がいる。「すりあわせる部分はたくさんある。大会までに挑戦してクリアしたいこともある」と、ぎりぎりまで連係を深める。

またサッカー競技は無観客になる可能性があることについて聞かれると「(観客が)いるかいないかで言えば、いてほしい思いが強いが、画面越しからの観戦でも、なにかを感じてもらえる熱い試合ができれば」と、与えられた環境の中で全力を尽くすことを誓った。