ホーム 東京オリンピック2020 サッカー ニュース RSS なでしこ熊谷紗希主将「チーム引っ張る存在に」 W杯優勝10年経て決意 [2021年7月15日4時55分] 日本対オーストラリア 後半、クロスをはね返す日本の熊谷(右)(撮影・垰建太) <国際親善試合・東京五輪女子日本代表1-0同オーストラリア代表>◇14日◇サンガスタジアムbyKYOCERA 女子日本代表・なでしこジャパン(FIFAランク10位)DF熊谷紗希主将(30=Bミュンヘン)が、完封勝利に大きく貢献した。体格で勝る相手のクロスや縦パスに反応し、90分間通してピンチの芽を摘んだ。同ランク9位のオーストラリアを封じきり「(ボールの)失い方が良くなかったシーンがあった。それでも後ろ(DF)4枚は慌てずに、下がるというのを徹底できた。結果的にゼロに抑えられたのは、すごく良かったです」と充実感を漂わせた。10年前のW杯優勝時は二十歳。欧州で力を高め、今は最年長の学年として、仲間を引っ張る立場となった。次戦はいよいよ東京五輪1次リーグ初戦のカナダ戦(21日、札幌ドーム)。経験豊富なチームの柱は「世界と戦っている経験をチームに伝えたい。苦しい時に自分の声だったり、プレーでチームを引っ張る存在にならないといけないし、なるべき」と決意を示した。【松本航】