東京五輪日本代表は1-1で同スペイン代表と引き分けた。

日本は序盤からボール支配を許し、押し込まれながらも、耐える時間帯が続いた。前半15分には相手ミルのシュートをGK谷がセーブ。同23分のオルモのシュートはDFがブロックした。同27分にはアセンシオのミドルシュートがわずかに枠を外れた。

だが、少しずつ好機をつくっていく。同33分には酒井の右クロスを受けて久保がシュート。同35分には吉田のロングボールから酒井が折り返す。いずれも得点にはつながらなかったが、同42分に先制点が生まれた。久保が左サイドからドリブルで持ち上がり、ペナルティーエリア内に折り返すと、走り込んできた堂安が左足で蹴り込んだ。堂安は4試合連続ゴールとなった。

日本は後半開始時に選手を7人交代。同4分、好位置からのセバリョスのFKは代わったばかりのGK大迫がしっかりセーブした。後半も相手に好機をつくられながら、体を張った守備でしのぎ、球を奪ってから速攻を狙う流れ。同17分にはオヤルサバルのシュートを阻む。同20分には久保の突破から途中出場の前田に球が渡るが、GKの好守に遭った。

同22分に久保はベンチに下がり、同23分にスペインはペドリを投入した。

スペインはここから流れをつかみ、同33分にFWプアドが同点ゴールを決めた。

◆東京五輪サッカー男子の大会方式 1次リーグは16チームが4組に分かれて行い、各組上位2チームが準々決勝に進む。各組の順位は(1)勝ち点(2)得失点差(3)総得点の順で決め、それも並んだ場合は当該チーム間の勝ち点、同得失点差、同総得点、全試合の反則ポイント、抽選の順で決める。準々決勝からは90分で同点の場合、30分(前後半各15分)の延長戦を行い、それでも決着がつかない場合はPK戦を行う。