東京五輪に臨んでいるサッカー女子日本「なでしこジャパン」(FIFAランク10位)が、札幌ドームでの戦いを前向きに捉えた。

同会場で行われた開幕カナダ(同8位)戦の引き分けから一夜明けた22日、オンラインで取材に対応。フル出場したDF南萌華(22=三菱重工浦和)は「ドームは初めての体験。暑さを気にせずプレーできたのは、とてもプラスです。照明も(開幕戦)前日の下見では『気になるかな?』と思ったけれど、やってみると、そんなに気にならなかったです」と振り返った。

カナダ戦は前半6分に失点。後半39分にFW岩渕真奈(アーセナル)のゴールで追いついた。24日に同じ札幌ドームで行われる英国(同6位)戦では、序盤の失点をさらに警戒する必要がある。南は「早い時間に失点してはいけないと再確認できた。90分通しての試合の進め方は、1歩レベルアップできる。1歩ずつ勝利をつかんで、前に進んでいけたらと思います」。課題を修正し、中2日での第2戦に向かう。【松本航】