スペインのデラフエンテ監督とFWアセンシオ(レアル・マドリード)が2日、埼玉スタジアムでの前日会見に出席した。1-1で日本と引き分けた7月17日の親善試合の時とチームの完成度に大きな違いがあると“警告”した。

同監督は「最初に日本に着いた時はチームが立ち上がったばかりで、14人はそれまで一緒にプレーしたこともなかった。加えてコンディションの問題もあった。大会を通じてそれらのことがすべて修正された。一緒に過ごすことでチームワークは強固になり、計測機器のデータによると選手たちのスピードは上がっている。彼らの進歩に満足している」と自信を見せた。

同監督は続けて「以前言ったようにこのチームには限界がない。このチームに自信を持っているし、明日は我々のベストを見せて日本を倒したい」と力強く話した。

また同席したアセンシオも「今大会を楽しんでいる。素晴らしいチームメートがいるからね。全員がすごく技術があって、一緒に過ごすことで距離もとても近くなった。僕らはメダルを獲得するためにここにいるので、明日は素晴らしいチャレンジになるだろう」と意欲を見せた。

Rマドリードの仲間でもある久保について「素晴らしい選手だし、日本はチーム全体で見ても良い選手がそろっていてダイナミックだ」と警戒しつつ、「僕たちは全員がチームを最優先することができる」と、全員サッカーで久保ら日本の攻撃陣を封じる意気込みを示した。