日本はメキシコに1-3で敗れ、53年ぶりのメダル獲得を逃した。

FW上田綺世(22=鹿島アントラーズ)は後半17分から1トップでピッチに入った。後半19分には、ゴール前でMF三笘のスルーパスにわずかに触ることはできず、後半23分にはMF三笘のスルーパスに抜け出し、ペナルティーアーク付近からシュートを放ったが、メキシコの名手GKオチョアにセーブされた。1次リーグのフランス戦では上田のシュートから2得点につながった活躍は見せたものの、今大会は、無得点で終わった。

上田は「1本のシュート、1チャンスで決めないといけない。今日のシュートチャンスで1つでも決めていれば結果は違ったと思う」と悔やんだ。

「今日の試合も大会も、惜しかったという形で終わってしまったのがすごく悔しい。メダルを取りたかった。今日の試合も、僕は点を取ることができなかった。途中出場で期待された中で1つも取れなかったことが悔しい。チームが苦しいときに点が取れるのがいいFW。出場時間関係なく点を取るのがいいFW。僕のスキルもまだまだだなと。1点取る、ゴールがすごく遠い、1点の重みを感じた」。

常に「FWは点を取ることが仕事」と自らにプレッシャーをかけ、所属の鹿島でも厳しい局面で得点を重ねてきた。五輪の大舞台では結果が出せなかった。上田は「クラブのリーグ戦で積み重ねをしないと意味がない。どの舞台でも点を取れるように準備していきたい」と飛躍を誓った。