今大会で現役引退を表明している野口啓代(32=TEAMau)が、64点で銅メダルを獲得した。東京オリンピック(五輪)で初採用された種目の女子複合で日本勢初のメダリストとなり、競技人生の有終の美を飾った。無敵の女王、22歳のヤンヤ・ガルンブレト(スロベニア)が2種目で1位を獲得し、無類の強さを見せ金メダルを獲得した。

1種目のスピードでは3位決定戦で野中との日本人対決に敗れ4位。続く2種目のボルダリングでは第1と第2課題で「ゾーン」と呼ばれる高度を獲得するも、最後の課題でつまずき失速。ボルダリングは4位とし、2種目を終えて総合順位は6位に付けた。3種目のリードは4位とし、総合順位は4×4×4=64点とし、3位。逆転で銅メダルを手にした。