池江璃花子にとって、スライムが心の癒やしだ。といっても、テレビゲームの話ではない。

18年ごろ、ぷにょぷにょしたスライム作りに熱中していた。手触りが好きで、丼の中に材料を入れて、ぐるぐる、ぐるぐる、かき混ぜる。うまくいかない時も「私は絶対あきらめない…」とぶつぶついいながら、回していたという。

最近はスライムの動画を見る。「眠れない時に見ると心が落ち着くんです。動画を見て、音を聞いているだけなんですが。暇なときに見ています」。すでにスライム歴は4年以上だ。

白血病による19年2月からの入院中も、日大の宿題を病室に持ち込んで、取り組んでいたという。現在も競技とともに学業にも取り組む。「一応、課題もやりつつ、過ごしてます。(資料作成アプリ)スライドを作るのが苦手。自分としてはクオリティーの高いものが作りたい。なので苦戦してます」。プール以外でもこだわり派の一面を見せている。【益田一弘】