夏季五輪日本人最多タイの6度目出場の寺内健(40=ミキハウス)が、決勝に進出した。

準決勝で424・50点を出して7位。午後の決勝に進む上位12位に入った。寺内が決勝に進出するのは、08年北京五輪以来13年ぶりとなった。

「丁寧に飛んでいった。うれしいです。1本目は疲れもあって体が動いていなかった。2本目意以降は『考えてもしょうがない』と思ってとんだ」

予選は、430・20点を出して全体10位の通過した。「『40歳の健、すげーな』と思ってもらえたら」と照れ笑いしていた。難易度よりも完成度で勝負する戦略で臨んでいる。「低い難易度で完璧な演技をするというのを選んだのも自分」と腹をくくっている。

高1で96年アトランタ大会に出場してから25年がたった。14歳の玉井に惜しみなくアドバイスを送り「健コーチ」と慕われている。

7月28日には坂井丞とのコンビでシンクロ板飛び込みに出場。393・93点をマークして、出場8組の中で5位に入っている。