ホーム 東京オリンピック2020 飛込 ニュース RSS スーパー14歳玉井陸斗が大逆転の準決勝「悔い残らないよう」最後の1本で [2021年8月6日19時14分] 男子高飛び込み予選 6本目の演技で高得点を出した玉井(右)は馬淵コーチと笑顔でグータッチ(撮影・鈴木みどり) <東京オリンピック(五輪):飛び込み>◇6日◇男子10メートル高飛び込み予選◇東京アクアティクスセンター 飛び込みでオリンピック(五輪)初出場の玉井陸斗(14=JSS宝塚)が、準決勝に進出した。29人が出場した予選で374・25点の16位。上位18人に入って予選を突破した。7日午前の準決勝で12位に入れば、同午後の決勝に進出できる。がけっぷちから生き延びた。5本目を終えて準決勝圏外の21位。40点台の失敗ジャンプが3本と厳しい状況だった。「正直、あきらめかけていた。最後は、予選落ちでも悔いが残らないように決心して飛んだ」。6本目は得意な「5255B(後ろ宙返り2回半2回ひねりえび型)」で91・80点。審判1人が9点をつけたノースプラッシュ。五輪切符をつかんだ5月のW杯と同じく最後の1本で高得点。一気に5人を抜いた。予選後は居残り練習で苦手な後ろ入水の感覚を確認した。準決勝に向けて「予選のことは忘れて、次は決勝にいくことを目標にしたい」とした。【益田一弘】