18年ジャカルタ・アジア大会銅メダルの山田美諭(27=城北信用金庫)が準決勝進出を決めた。

本場・韓国のシム・ジェヨン(25)に16-7と完勝した。得意の左足を警戒され、手で押さえるように守りを固める相手に第1ラウンドは0-0と膠着(こうちゃく)状態。第2ラウンドからは得意の中段蹴りが決まり始め、8-1とリードを取った。第3ラウンドも効果的に蹴りを決め、最後まで試合を優位に進めた。

初戦の2回戦では第3ラウンド残り40秒で逆転した。その勢いのまま準々決勝も突破した。

準決勝は午後4時から。相手は優勝候補でリオ五輪銅メダルのパニパク・ウォンパタナッキ(タイ)。勝利すれば、00年シドニー大会から五輪の種目となったテコンドー。日本人ではシドニー五輪女子67キロ級で銅メダルを獲得した岡本依子氏(49)以来、テコンドーでは日本勢2人目となるメダルが決まる。