16年リオデジャネイロ五輪に続く2大会連続出場となった世界ランク77位の日比野菜緒(26=ブラス)がけがに泣いた。同90位のストヤノビッチ(セルビア)に3-6、3-6のストレート負けを喫した。日比野は「ちょっとけがをしていたので、シングルスの練習をたくさんできなかった」と悔やんだ。

左足首にテーピングがあった。「痛みはあったが、できないわけじゃなかったので、だましだましやっていた」。ウィンブルドン後に帰国し、検査をしたら「疲労骨折の1歩手前のような感じ」だった。一面を使っての練習がなかなかできずに、この日を迎えた。

第1セット3-1とリードした。「そこで引き離したかった」。しかし、追いつかれ、追い抜かれた。「自分の中で少しショックだった。それがプレーに出てしまった」。日本テニス界の先陣を切った日比野だが、勝利はならず。この日のダブルスで勝利を期す。