AFCアジアカップ(アジア杯)カタール大会で、日本代表(FIFAランキング17位)は19日午後2時半(日本時間同8時半)からアルラヤンでの1次リーグD組第2戦でイラク代表(同63位)と対戦する。

4-2と逆転勝ちした初戦のベトナム戦はセットプレーの守備とともにクロスの精度も課題として残った。3大会ぶり5度目の優勝に向けては、そのズレの修正もポイントの1つになりそうだ。

国際サッカー連盟(FIFA)の技術研究グループのリポートによると、日本のベトナム戦のクロス成功率は0%だった。流れの中から12本のクロスを送り、味方のシュートに直結したピンポイントのクロスは1本もなかった。

前半28分のDF伊藤の左からのクロス、後半4分のMF伊東の右からのクロスはともに精度を欠き、GKに難なくキャッチされた。後半16分には右からグラウンダーのクロスを送った伊東と、ゴール前に入ろうとしたFW上田の呼吸が合わないシーンがあるなど、出し手と受け手のズレも散見された。

相手守備陣の奮闘もあって、サイド攻撃は不発に終わったが、今年8戦8発と好調を維持する上田は守備を固める相手への対処法について「高い位置でボールを奪えていたら背後は取れるけど、ゴールを取る術に関してはクロスやセットプレーとかいろいろある」と話していた。MF南野、久保らの中央突破の効率を高める意味でもクロスのズレを修正し、「攻撃の幅」を広げながら勝ち進みたい。

【石川秀和】

1月14日、アジア杯 日本対ベトナム 後半、ドリブルで攻め込む伊東(左)
1月14日、アジア杯 日本対ベトナム 後半、ドリブルで攻め込む伊東(左)