J1では10年ぶりとなる2試合連続3得点で今季初の連勝を飾った。
アルビレックス新潟は9月29日のアウェーでの川崎フロンターレ戦に3-2で勝利。9月23日のホーム横浜FC戦に続き、3ゴールを奪っての勝ち点3となった。J1リーグ戦で2試合連続の3得点以上は7位に躍進した13年の第30、31節以来。10年前は5連勝でシーズンを終えており、今季もその再現が期待される。
川崎F戦のボール保持率は勝ち試合としては今季最高の63%(速報値)に達した。8月までの7勝は50%未満が5試合を占め、相手の逆襲を受けてボールを手放すような試合も多かったが、今回はボール保持で終始圧倒した上での勝ち点3。シュート数も今季最多19本を数え、被シュートを5本にとどめた。松橋監督は「打たないと相手も怖くない。非常に評価できると思う」と話した。
13年のチームはFW川又堅碁が大爆発し、第30節の湘南戦(3-2)でハットトリックを達成すると、続く第31節の大分戦(3-1)でもゴール。最終的に1人で23得点を挙げた。今季はこの2試合でMF三戸、DF渡辺、MF高、FW鈴木、DF新井、FW太田の6人で6ゴール。絶対的なエースストライカーはいないかもしれないが、先発、途中、出場位置を問わず、一体感を持って選手全員がゴールを目指している。ブレずに戦い続け、9月は△△○○と負けなし。収穫の秋へ、10月以降も期待感が高まる。【石川秀和】