<高校サッカー:履正社1-1(PK5-4)青森山田>◇3日◇3回戦◇ニッパ球

 青森山田が4大会連続3回戦で姿を消した。前半18分、警戒していたロングスローのクリアミスから失点。後半25分に途中出場のFW橋本峻弥(3年)がスローインのこぼれ球を豪快に蹴り込んで追いついたが、結局、度重なる決定機を決めきれずPK戦に突入。GK田中雄大(3年)が5人目を止めるも、5人目の李相赫(3年)、6人目の橋本が連続して失敗した。

 細かくパスをつなぐスタイルを磨き上げ、鹿島MF柴崎岳(21)らを擁した09年度大会準優勝時に匹敵すると言われていたチームだけに、黒田剛監督(43)は「これ以上と言ったら、どういうチームを作ったらいいのか、自分の中では分からなくなる」とショックの色を隠せない様子だった。