<高校サッカー:富山第一3-2星稜>◇決勝◇13日◇国立

 星稜の河崎護監督(54)が敗れたものの、最後の国立で同校最高成績を収めた。

 2点リードしながらも、終盤に追いつかれて、延長戦の末に負けた。過去2度の4強入りを果たしながらも、三度目の正直で臨んだ準決勝で勝ち、迎えた決勝。「最初から最後まで心臓がバクバクだった」。前回大会は準決勝で敗れていた。「昨年の準決勝で負けて、ここで会見をしたが(悔しさは)今日とは差があるかな。今日は言葉にならない」と言葉を絞り出した。

 「いいゲームをしても敗者は次に向けてやらないといけないのが宿命。すぐに新チームをスタートさせたい」。最後の国立開催決勝で、北陸対決を演じた名将は、すぐに次を見つめた。