2018年の日本代表年間スケジュール発表が18日、東京・本郷のJFAハウスで行われた。日本サッカーの各競技、各カテゴリー代表監督が一堂に会し、来年の抱負を語った。

 男子U-21(21歳以下)日本代表(以下すべて18年の肩書)森保一監督「東京五輪に向けて、しっかりとしたプロセスを踏んでいきたい。私に課せられたタスクは2つあります。1つは東京五輪での『結果』で、もう1つは『選手の育成』です。結果については、来年はU-23アジア選手権(1月9日開幕、中国)から結果を求めてチーム作りしていきたい。選手の育成に関しては、結果にこだわりながらも『U(アンダー)』のカテゴリーからA代表に1人でも多く輩出できるよう、所属クラブでの日常を大切にしてもらい、代表ではいろんな働きかけをしながら、監督としての仕事をしてまいりたい」

 男子U-19日本代表・影山雅永監督「今年、5大会ぶりにU-20W杯(韓国)に出場しました。連続出場を途絶えさせるわけにはいかないので、10月のU-19アジア選手権(兼19年U-20W杯予選)に向けてチームを強化していきたい。クラブW杯の3位決定戦を見ていて、パチューカ(メキシコ)が最後に18歳以下の選手を3人ほど起用していました。同じように、U-20代表から上のカテゴリーの五輪やA代表で先発できる選手を増やせるよう強化していきたい」

 男子U-16日本代表・森山佳郎監督「4大陸への遠征を経験させていただいた上で、今年は10月のU-17W杯に出場しました。(決勝トーナメント1回戦で)優勝したイングランドにPK戦で敗れましたが、個々の能力の差が大きかったことは否めない。まずは新しいU-16代表でも予選を突破し、世界の舞台を目指したい」

 男子フットサル代表ブルーノ・ガルシア監督「来年のテーマは2つ。1つは構築で、もう1つは再構築です。これまで持っていたものを伸ばし、取り返さなければいけないものは取り返していきたい。今年はU-25代表が活動し、実際には22・7歳でしたが、アジア室内で銅メダルを取ることができました。さらに成長させていきたい」

 日本女子代表なでしこジャパン高倉麻子監督「今年は国内外で15試合を行わせていただき、ベテランと若手の融合と強化を進めてきました。東アジアE-1選手権では最後に北朝鮮に負けてしまい残念でしたが、公式戦で日の丸を背負う重みの強さを感じたはず。悔しさを胸に、来年4月の女子アジア杯(兼19年女子W杯フランス大会アジア最終予選)へチーム一丸となってやっていきたい」

 U-20日本女子代表ヤングなでしこ池田太監督「10月のU-19女子アジア選手権を勝ち抜いて来年のU-20女子W杯(8月、フランス)出場を決めることができました。男子A代表のW杯の後となりますが、皆さんと一緒に盛り上げていければ」