日本サッカー協会(JFA)は25日、都内で「(仮称)JFAナショナルフットボールセンター 施設名称・寄付募集概要記者発表会見」を行い、千葉市・美浜区に建設中の同施設の正式名称を「JFA夢FIELD(フィールド)」とすることを発表した。ロゴはアートディレクターの浅葉克巳氏が担当する。
会見には田嶋幸三会長(61)や森保一監督(50)のほか、元日本代表MF長谷部誠(34)も出席した。ネーミングは同協会が「2005年宣言」のスローガンとして掲げている「DREAM~夢があるから強くなれる~」をもとに、“日本サッカーの夢を育み、それを実現する場所”をコンセプトとした。田嶋会長は「サッカーを愛する多くの方の夢を結集し、日本サッカーのレガシーをつくっていきたいと思います」と話した。
同施設は千葉・美浜区の幕張海浜公園内に建設される。森保監督は空港などからのアクセスの良さを喜び「代表には海外の選手が多いので、空港などからの移動距離などを少しでも減らして行く場としては、ありがたく思います」と話した。
トークセッションでは、長谷部が帰国する度に都内近郊でのトレーニング場所の確保に苦しんでいたことを明かし「代表選手以外でも使えるようにしてもらえればうれしい」と話すと、田嶋会長がその場で「ぜひ使ってください」と即答する一幕もあった。長谷部は「もし利用させてもらうことができたら、それは選手冥利(みょうり)に尽きると思いますね」と喜んだ。
同施設は10月14日に起工式を行っており、19年12月末に完成、20年3月の運用開始を目指して工事を進めている。天然芝2面、人工芝2面、2階建てのクラブハウスとフットサルアリーナを建設予定で、クラブハウスにはジムをはじめ、診察室や治療室、炭酸泉水を配置したメディカルバスルームなどを設置する。また、クラブハウス2階部分にはナショナルトレセンコーチや協会職員らが勤務するオフィスも構えるといい、田嶋会長は同施設に併設するホテルの建設も検討されていることを明かした。
また、国内には福島のJヴィレッジなど既存の施設もある。田嶋会長はそのすみ分けについて「夢フィールドには、天然芝コートが2面しかありません。全てをみんなでいっぺんに使うと、あっという間に芝生がだめになってしまう。それを考えると、かぎられた代表の機会(での利用)になってくると考えています。サムライブルー(A代表)は合宿期間が短いので、そういったものが優先になる。例えば、1週間行うのであればJヴィレッジに、という風なすみ分けにしようと考えています」と話した。
また同施設建設にあたって、建設費充当分として寄付を募ることも発表した。目標は2億円で、18年12月25日から19年12月31日までの1年間を受付期間とし、法人は10万円、個人は500円以上から募集する。寄付者には顕彰として、施設内のブレイブストリート(廊下)にネームプレートを掲出する。寄付はウェブサイト(http://www.jfa.jp/nfc/)と専用申込書で受け付けている。

