日本はメキシコに2度追いつく執念を見せ、PK戦の末に競り勝ち、初の決勝進出を決めた。

前半は両チームとも手堅い試合運びで0-0。試合が動いたのは後半5分。メキシコが縦の長いクロスをFWゴディネスが頭で合わせ先制した。日本は後半10分、MF神谷優太(22=愛媛FC)に替え、FW小川航基(21=ジュビロ磐田)を投入し打開を図る。日本は後半27分、細かいパスワークで中央突破しMF田中碧(20=川崎フロンターレ)がシュート。バーにはね返ったところをMF相馬勇紀(22=名古屋グランパス)が右足で流し込み同点に追いついた。しかし、後半41分、メキシコに再びクロスから失点。窮地に追い込まれた日本は後半43分、FW旗手怜央(22=順大)のロングボールに抜け出した小川が、相手GKとの1対1を冷静に右足でネットを揺らし同点に追いついた。

勝負は90分で決着がつかず大会規定によりPK戦に突入した。メキシコは4人目のDFモソが外したが、日本は小川、相馬、MF岩崎悠人(22=コンサドーレ札幌)、MF長沼洋一(22=愛媛FC)、旗手が全員成功させ、決勝進出を決めた。