日本代表が7日、さいたま市内でW杯カタール大会アジア2次予選のホーム開幕モンゴル戦(10日午後7時35分、埼玉スタジアム)に向けて始動した。

ポルトガル1部ポルトのMF中島翔哉(24)は「ポルトのことはあまり話せない。もともと試合後の取材も受けないので。代表のことは話します」と恐縮しつつ、W杯予選2試合目について「毎試合、個人としてもチームとしても成長していきたいと思っている。積み重ねていければ」と意気込んだ。

初戦の敵地ミャンマー戦では先制V弾。続くモンゴル、タジキスタンとの対戦へ「格下を相手にする際のモチベーションの持っていき方は?」と聞かれると「相手のことを知ることは大事だけど、上か下かはあまり気にしていない。というか、そういう見方が個人的には好きではないので、どんな相手でも、常に自分の最高の状態をつくって試合に臨めるようにしているつもりだし、自分のベストのパフォーマンスを出すことに集中したい」とスタンスを説明した。

今回は1トップ大迫が負傷で招集外。攻撃陣を引っ張る覚悟を問われても「あまり、そういうのはもともとないので」と、はにかみながら「自分より実績ある選手がたくさんいるので、引っ張ってもらいながらやっていきたい」と自然体で話した。

練習前には、地元のサッカー少年少女らとミニゲームで交流した。中島はGKを務めながらも、タイミングを見たリフティングドリブルで攻め上がって沸かせた。「自分たちにとっても子供たちにとっても、いい経験になったと思います。自分が子供のころ、プロの選手と一緒にプレーできるのがすごく楽しかった思い出がある。森保さん自身もそういうことを大切にする監督だと思うので、チームとして、あのような活動ができたことは良かった」とモンゴル戦を前にリラックスできたようだ。