約1年3カ月ぶりに東京五輪世代を率いた森保一監督(51)は、同代表国内初の親善試合を勝利で飾ることはできなかった。

試合後の会見で森保監督は、約2万6000人の観衆が見守る中での試合が、選手にとって逆にプレッシャーになったことを示唆。「選手たちは国内初試合ということで、絶対に勝って五輪へ期待を持っていただこうと、非常にモチベーション高く良い準備をして試合に臨んでくれたと思う。しかし、素晴らしい雰囲気をつくっていただいた中、勝たなければいけないのが逆にプレッシャーになったのか、固い入りをして、相手にペースを握られ、難しい試合になったと思う。五輪本大会も同じような状況になることは十分に考えられる。メンタル的にスムーズに入れるよう、我々スタッフが雰囲気づくりから本大会のイメージをいかに持ってやれるかというところ。こういう機会を生かして本大会に進んでいきたい」と、精神面の強化を課題に挙げた。