【コロンバス(米オハイオ州)9日(日本時間10日)=佐藤成】日本代表(FIFAランキング17位)が米国代表(同15位)に0-2で完敗した。
日本はチャンスを作りながらも前半30分と後半20分に失点。26年にFIFAワールドカップ(W杯)北中米大会が行われるアウェーの地でゴールを奪うことはできず、6日(同7日)のメキシコ戦に続き無得点で米国遠征を終えた。
代表経験の浅い最終ライン2人がさらなる成長を誓った。
3バックの中央で先発した荒木隼人(29=サンフレッチェ広島)は「今回感じたのはまだまだ足らないなと。悔しい思いの方が強い。良くも悪くも現実を突きつけられた感じがする」と世界基準の相手との差を痛感した。
最終ラインの常連組に負傷者が相次ぎ、7月の東アジアE-1選手権に続いて選出された。欧州組も含めた代表活動は初。「このキャンプで感じたのは、代表内もそうですし、米国戦も強度の部分でJリーグ内も上がってきているとはいえまだまだ足りないなと」と語り、「1人ではどうこうなることではないと思いますが、自分が意識を高めてやっていければ」と高い基準を忘れぬように過ごす。
メキシコ戦でもプレーした3バックの右で先発し、後半は4バックのセンターバックを務めたDF関根大輝(23=スタッド・ランス)はビルドアップの面でのふがいなさを打ち明けた。「まずはボールを握るところで、正直、後手に回っていた部分もありますし、とにかく自分自身はまず前にプレーをしようというのを心がけて試合に入ってましたけど、その中でミスも多かったところもありますし、あとは前半も含めて無駄なバックパスも多かった」と反省した。
最前線のFW小川航基(29=NECナイメヘン)までのパスコースを見つけられず、手前や横、後ろばかりとなり相手のプレスのえじきとなった。「いつもやっている選手たちじゃない選手とプレーした中で、そのちょっとした違いがやっぱ試合の中で出てしまったのかな」とその原因を分析した。
柏レイソル時代は4バックの右サイドバックを主戦場としたが、この日の後半は4バックの右センターバックを託された。チームとして今回の遠征でトライした部分でもあり「個人としてはまだまだ個のところで全然足りないなというのは感じましたし、メキシコ戦で結構いい感覚をつかんで今日に臨みましたけど、やっぱり4のセンターでプレーして、いつもとプレーしている感覚が全然違いました」と苦戦したという。
とはいえ両ポジションをこなせるようになり、ウイングバックも可能となれば、貴重な選手としての幅も幅も広がる。「もっとクオリティーの高いプレーを右で出てもセンターバックで出ても出していかないといけない」と力を込めた。

