日本代表の森保一監督(57)が2日、欧州視察から帰国し、484日ぶりに復帰したオランダ1部アヤックスのDF冨安健洋(27)について言及した。

冨安は1日に行われたアウェーのエクセルシオール戦で2-2の後半35分から途中出場した。待望の新天地デビューを果たし、公式戦では484日ぶりの出場となっていた。

森保監督は欧州チャンピオンズリーグ(CL)のアヤックス対オリンピアコスの視察。会場で会話をしたといい「非常にいい状態でコンディション上がってきていると。練習にも合流していて、ここからさらにコンディションを上げて、ゲームに出られる準備はできているということは直接聞きました」とやりとりを明かした。

日本代表は直近では3月にスコットランド、イングランドと国際親善試合を実施する。その先には6月開幕のワールドカップ(W杯)北中米大会が控える。

クラブでフル出場することが代表復帰の目安になるかと問われ、「コンディションを見極めて最終的には決めたいなと思ってますので、90分出る、出ないということはまだ決めてない状態です」。

前回22年W杯カタール大会で、冨安の状態が万全でなくてもチームに貢献した事例を挙げ「90分全てに出てもらえるということはもちろん確認できればいいですけど、ピンポイントでも我々の戦力となり得るコンディションであると、極めた時には招集していきたいなと考えています」と語った。

冨安はここまで度重なるけがに苦しんだ。アーセナル(イングランド)時代の2024年10月5日のサウサンプトン戦で途中出場したが、昨年2月に右膝を再手術。同7月にアーセナルを退団し、無所属でリハビリを続けた。昨年12月に、約半年の短期契約でアヤックスに電撃加入して復帰を目指していた。

6月に開幕するW杯北中米大会出場に向けて、スコットランド、イングランドと対戦する3月の国際親善試合での日本代表メンバー復帰が期待される。

日本代表はDF町田浩樹の長期離脱に加え、GK鈴木彩艶らがけがで離脱中。MF南野拓実は前十字靱帯(じんたい)断裂の重傷で、MF久保建英も左太もも裏を痛めて戦列を離れた。日本代表の主力にけが人が相次いでいる中、守備に安定感をもたらす冨安の復帰は日本代表にとっても大きい。