体調管理の勝利でもあった。

 昨年12月の石垣島合宿から早川コンディショニングコーチが昨季の試合出場率に応じた選手ごとの負荷を決め、尿、唾液、血液の検査を実施。唾液は、コルチゾール濃度を調べて各選手の目に見えないストレスを数値化。血液は乳酸濃度を測った。疲労度の推定値に応じて個別メニューを組むためだった。その上で「焦らず、ピークを決勝トーナメントに持っていった」と早川氏。準々決勝から決勝までの8得点中7得点が、他国の足が止まる後半15分以降に生まれた。