柏レイソルが、8連勝を達成した6月4日の浦和レッズ戦以来、約2カ月ぶりに連勝を飾った。

 後半23分、MF伊東純也(24)の2戦連続ゴールで先制。持ち前の俊足を生かして右サイドを抜け出した伊東が、中央に切り込んで左足でゴール左上に決めた。中盤でMF大谷秀和がカットしたボールに反応し、前節清水エスパルス戦に続く2戦連続の先制弾。伊東は「ショートカウンターは狙っていた。自分が一番生きる形でもあるし。そこは常に90分狙っている」と振り返った。

 完封勝ちも6月4日以来だった。センターバックのDF中谷進之介(21)は「グラウンド(の芝状態)が悪かったので、割り切ったプレーができた」と、DFの基本に立ち返り、シンプルにプレーした場面もあったことを、完封の要因に挙げた。同じくセンターバックのDF中山雄太(20)は「相手が縦にボールを入れづらい状況をつくることができたと思う」と、今後に向けても手応えを感じていた。