首位の鹿島アントラーズは日本代表DF植田直通(22)の決勝ヘッドでガンバ大阪に2-1と逆転勝ちした。前半7分に先制されたが、同終了間際にMFレアンドロ(24)がPKのはね返りを詰めて同点。後半ロスタイムに右CKを植田が頭で合わせた。チームは5連勝とし、連覇に向けた残り7試合で、2位川崎フロンターレとの勝ち点を8差に広げた。  

 国内20冠目に向け、鈴木常務取締役は「なんとなく優勝する雰囲気が出てきたことが一番の収穫」と早くも優勝を確信した。試合終了間際の決勝弾に「優勝する年は、こういう試合はないとね。いつもは冷静に見ているけれど、久しぶりにガッツポーズしてしまった」。FW安部や鈴木ら若手が切り札として活躍を続けて競争力が高まり、左足骨折のFWペドロ・ジュニオールも復帰間近な状況で、伸びしろも感じていた。