J1柏レイソルが10日、千葉・柏市内で今季の新体制発表会を行った。

 下平監督のほか、欠席したDFパク・ジョンスを除く新加入選手10人とヘッドコーチに就任する加藤望氏らが登壇して意気込みを語った。

 下平監督は「昨季は4位ということで、天皇杯でセレッソが勝ってくれたおかげでACLのプレーオフ出場ということになった。まずは(プレーオフのある)1月30日に全精力を注いで、キャンプへむかっていきたいと思います」とあいさつ。今季も昨季と同じく勝ち点60を目指して戦っていくことを誓った。

 新加入選手については「顔ぶれを見てもわかるように、より攻撃的な選手を獲得しました」と説明。日本代表GK中村らを中心に、昨季リーグ4位の33失点だった守備については手応えを口にし「今季は得点数も60を狙っていきたい。昨季これを達成したのは浦和、セレッソ、川崎の3チームだけ。ここに追随するためにもこの目標を掲げて戦っていきたい」と話した。

 来季からJ2で戦う大宮アルディージャから加入したMF江坂任(25)が、横浜F・マリノスへ移籍したFW大津が着けていた背番号10を引き継ぐ。10番はクラブから提示されたといい、つけるのは高校以来。1200人のサポーターの大歓声を浴びた江坂は2桁得点を目標に掲げ「いい番号をつけさせていただくので、結果にこだわってやっていきたい。自分の持つ攻撃的な部分を出して、ゴールやアシストにつなげられたら」と話した。

 このほか、発表会では18年のACLで着用するユニホームもお披露目された。チームはホームで行われる30日のACLプレーオフへ向け、11日から24日まで鹿児島県指宿市で春季キャンプを行う。