東日本大震災で甚大な被害を受けた富岡(福島)の流れをくむ、ふたば未来学園(福島)が、常盤木学園(宮城)に0-12で完敗も、創部3年目で準優勝となった。

 部員は2年生2人、1年10人と、わずか12人での挑戦だった。前半24分にFW渡辺未来(1年)が負傷退場するアクシデントも響き、放ったシュートは0本。12失点を喫する中でも、GK西坂まいな(1年)が何度も好セーブを見せて得点を阻止するなど、意地も見せた。

 主将のFW朝倉ちほ(2年)は「私たちは富岡高校の思いも引き継いでいる。目標は全国1勝。そのためには常盤木学園クラスに勝てるようにならないといけない。この悔しさは忘れない。得たものもある」と前を向いた。