今季J1に昇格した湘南ベルマーレが5日、神奈川・平塚市内で7日のホーム・鹿島アントラーズ戦に向け非公開で調整を行った。

 大卒3年目のDF山根視来(24)は、初めてのJ1での鹿島戦に、鹿島FW土居聖真(25)との対決を心待ちにした。3バックの右が主戦場で、土居と対峙(たいじ)する可能性は高い。桐蔭横浜大時代、ドリブラーだったという山根は「昔から土居選手が、Jリーグの中で最も好きなドリブラーで。スルスル抜けていく感じで(スペイン1部バルセロナ)のイニエスタ選手みたい」と明かし「突っ込んだら一瞬でかわされる。間合いを見て、チームで止められたら」と目を輝かせた。

 チームはリーグでFC東京、セレッソ大阪戦と連敗中。だが、山根は「個人的には攻撃の組み立て、ロングボールへの準備の部分で手応えを感じた2戦だった」と振り返る。最後方からドリブルで持ち上がり、中央へ好機を生む縦パスを入れるのが持ち味。「鹿島は点を取って勝つ試合巧者のイメージ。対戦するのが楽しみだし、縦パスも勇気を持って狙っていきたい」と話した。