J1浦和レッズの次期監督人事で、筆頭候補だった元柏レイソル監督のネルシーニョ氏(67)との交渉が不調に終わり、元鹿島監督のオズワルド・オリベイラ氏(67)が浮上していることが7日、関係者の話で分かった。

 ネルシーニョ氏はブラジルのスポルチ・レシフェで監督を務めていることもあって、当初から難航が予想されていた。さらに、条件面などでも折り合わなかった。浦和はJ1での優勝経験などを条件に複数の後任候補を挙げており、オリベイラ氏についても鹿島を3連覇に導いた手腕を評価している。

 浦和は2日に成績不振で堀孝史監督を解任。育成ダイレクター兼ユース監督から昇格した大槻毅氏が暫定的に指揮を執っている。