北海道コンサドーレ札幌MF三好康児(21)が26日、2試合ぶり先発へ猛アピールした。

明日28日アウェー名古屋グランパス戦に向けた札幌・宮の沢での最後の調整をした。ミニゲームでは主力組の右シャドーに入り、何度もゴールに迫った。練習後、敵地入りし「名古屋戦に向けても、いい準備ができているので」と、好調ぶりに自信を見せた。

前節湘南戦は今季2度目のベンチスタートだった。後半44分から投入され、ベンチ入りした試合での今季最短プレー時間だった。それだけにスタミナも十分、先発機会を待ち望む。今季初めてのベンチスタートだったのは9月23日鹿島戦。その次節、同29日鳥栖戦で先発し、移籍後リーグ初得点を挙げており、今節先発すれば、2ゴール目の“吉兆”となる可能性もある。「最後決めきるのは、監督も言っていたけど個人的にも一番重要だと思う」と、ゴールへの執念を燃やした。

引き分け以上でクラブ初の2年連続J1残留を決め、勝てばアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場圏内の3位に浮上する。「勝ち点3を取ることだけを考える」ときっぱり。三好の好プレーは、間違いなく勝利への鍵となる。【保坂果那】