横浜F・マリノスが、浦和レッズの元日本代表FW李忠成(33)の獲得に動いていることが20日、分かった。

複数の関係者によると、既に正式オファーを出しており、李の返答待ちという。11年アジア杯カタール大会の決勝オーストラリア戦で決勝点を挙げた男は、いまだ健在。今季はリーグ戦20試合3得点にとどまったものの、今月1日のJ1リーグ最終節・FC東京戦では先発し、2得点。3-2の勝利に導き、最終節MVPに選出されていた。

9日の天皇杯決勝・ベガルタ仙台戦も途中出場し、3季連続のタイトル獲得に貢献。来季2大会ぶりのACL出場権を勝ち取り、史上最多3度目の優勝をチームは目指すが、一方で前日19日に迎えた33歳の誕生日には、公式ブログに「33歳、『謙虚』の気持ちを忘れずに、とんがれるだけ『とんがって』気張っていきたいと思います」と決意をつづっていた。5年間所属した浦和を離れるのかJ1通算70得点FWの決断が注目される。

また横浜が、川崎フロンターレからコンサドーレ札幌に期限付き移籍している、U-21日本代表MF三好康児(21)の獲得に乗り出していることも判明。既にオファーを出しているセレッソ大阪との争奪戦になっており、こちらも目が離せなくなった。