3年連続7度目出場の北海道代表、旭川実は2大会連続で初戦突破を果たした。

0-0の前半33分、ゴール前で1年生FW安藤望がヒールパス。ボールを受けたMF山内陸(3年)が左足で振り抜き、先制ゴールを奪った。後半20分には右サイドのロングスローからゴール前で混戦となり、再び山内が左足で決め追加点を挙げた。「先制できたので結構うれしかった」と振り返った。

大敗ショックから立ち上がった。昨年のスタメン半数が残った今季はプリンスリーグ北海道で札幌U-18を抑えて3季ぶりに優勝した。だがプレミアリーグ参入戦(12月14日)では横浜ユースに0-7で大敗。7失点に富居徹雄監督(46)が「最近の公式戦で記憶にないくらい」と打ちのめされた。22日から関東などで事前合宿を開始、課題だったゴール前の粘りなどを確認して臨んだ。

完封勝利にも指揮官は「硬さやバランスの悪さもあり仕事をしない選手もいた。点数を付けるなら60~70点」と気を引き締めた。1月2日の2回戦帝京長岡戦に向けて「力あるので体を張ってやるしかない」と話した。