初出場の大院大高(大阪)が昨年度8強の明秀日立(茨城)に惜敗した。

前半25分に隙を突かれて失点。大阪府予選では全6試合無失点で、初の選手権切符を勝ち取った。先手を奪われた試合はなく、MF山田力也主将(3年)は「先に点をとられる経験がなく、きつかった」という。積極的に攻め込んだが、最終ラインの分厚い壁を崩せず。「決められるところで決められなかった」と肩を落とした。

小野原明男監督(33)も経験値の違いを実感した。「うちが隙を見せて、向こうに隙なく守りきられた。相手が一枚上だったと思う。ただ、選手たちは夢の舞台で存分にプレーしてくれた。誇りに思いたい」と選手をたたえた。