北海道コンサドーレ札幌は11日、新加入選手会見を行い、長崎から加入したFW鈴木武蔵(24)はチーム得点王を今季の目標に掲げた。

過去の自分を超え、札幌でもチーム得点王に君臨する。昨季の長崎でチームトップの11得点を挙げた鈴木は、新天地でもゴール量産を目標に掲げる。「昨年の得点を超えられるように。15点が目標」。J14位と躍進した昨年の札幌で得点トップは都倉の12点。15点はリーグ全体でも日本人トップの興梠(浦和)、小林(川崎F)に匹敵する。

頼もしい仲間との共闘を喜ぶ。チームメートとなるMF荒野とは同学年で、U-22日本代表でも一緒に戦った仲。ペトロビッチ監督の指導や、環境面について情報をもらい、移籍決断を後押しされた。「背後に抜けるスピードやダイナミックなプレーを見てほしい」。シャドーや1トップとして、ゴールに迫る。

会見では冷静に落ち着いた口調で質問に答えた。テレビ番組などで披露したことがあるモノマネが得意なムードメーカーキャラは、この日は封印。「機会があったら」とほほ笑み、キャラクターは徐々に出していく。もちろん、ピッチでの好プレーでも盛り上げ役となる。【保坂果那】