昨季限りで現役を引退した小笠原満男氏(39)が、鹿島アントラーズ・アカデミー・アドバイザー(AAA)に就任することが決まった。

8日にも発表される。21年のプロでのキャリアを生かし、鹿島から日本を背負って立つ選手を生み出すためにひと役買う。同氏のために新設されたポストでスクールからユースまで幅広い年代を対象に、一定期間チームに同行し、これまでの経験を選手やスタッフに伝えていくという。

7日に鹿島市内で取材に応じ「めちゃくちゃ楽しみ。アカデミーの練習を見ても、何人か目につく子はいる。トップに上げて活躍している姿を想像したら、ワクワクする」と新たな挑戦に声を弾ませた。さらに「個人的な思いとしては、アントラーズの中心になっていける選手、日本代表の中心になっていける選手を育てていきたい」とも話した。

指導者ライセンスは保持していないが、今後、取得予定という。「かといって、将来的に絶対に指導者というわけでもない」と、まずはAAAとして第2の人生を本格スタートさせ、鹿島や日本サッカー界のためにできることを模索していく構えだ。【杉山理紗】