センアーノ神戸ジュニア(兵庫)が、見事な初優勝を飾った。

ディアブロッサ高田FC(奈良)との決勝。センアーノ神戸は、第1ピリオドに2点先制。第2ピリオドにも1点を追加して、ディアブロッサ高田を3-1で振り切った。決勝進出の2チームは、5月に開催される全国決勝大会(神奈川・日産スタジアム)への出場権を手に入れた。

セットプレーの差が出た決勝だった。大木宏之監督がテーマとして掲げた「全国を目指すのに(ディアブロッサ高田は)格好の相手。チャレンジだ!」を実践したイレブンの執念が実った。第1ピリオド10分、コーナーキックからファーサイドへのボールをDF末谷太一が頭で合わせて先制! 2分後、同じく末谷のセンタリングしたボールがキーパーの前でワンバウンド。降り続く雨でスリッピーなピッチも相まって、ボールはそのままゴールに吸い込まれた。

第2ピリオドに1点返されたものの、第3ピリオド終了間際にDF深江翔太が、これまたコーナーキックからヘディングで3点目。逆転を狙うディアブロッサ高田の反撃を封じて初優勝をもぎ取った。決勝2得点の末谷は「勝利に貢献できるプレーがしたかった」と顔をほころばせた。

▽準々決勝 ディアブロッサ高田3-0西京極Jr、YF NARATESORO3-1ヴィッセル神戸、センアーノ神戸3-1高槻南AFC、ガンバ大阪3-0野洲JFC

▽準決勝 ディアブロッサ高田4-0YF NARATESORO、センアーノ神戸2-0ガンバ大阪

▽決勝 センアーノ神戸3-1ディアブロッサ高田

<主催>日刊スポーツ新聞社<後援>日本サッカー協会、関西サッカー協会<特別協賛>全国農業協同組合連合会(JA全農)<協賛>奈良県農業協同組合、和歌山県農業協同組合連合会