昨季限りで現役を引退し、現在鹿島アントラーズのアカデミー・アドバイザーを務める小笠原満男氏に、アントラーズ功労賞が贈られた。

クラブの発展に寄与した人物をたたえるため08年に設けられた賞で、小笠原氏は18人目の受賞者となる。

試合前にセレモニーが行われ、スーツ姿の小笠原氏が登場。記念プレートと花束が贈呈された。

小笠原氏は「これまでこんな不器用な自分を、そして鹿島アントラーズを応援していただき、本当にありがとうございました。これからはアカデミー・アドバイザーとして、アントラーズのアカデミーでプロのサッカー選手を夢見ている子どもたちの中から、1人でも多くの子をピッチに立たせてあげられるよう、自分が経験したものを最大限発揮して、サポートしてあげたいと思います」とあいさつ。サポーターからは現役時代と変わらぬ声援が送られた。

 

▼歴代受賞者

秋田豊、新井場徹、アルシンド、オズワルド・オリヴェイラ、黒崎久志、ジーコ、ジョルジーニョ、相馬直樹、ダニー石尾、トニーニョ・セレーゾ、中田浩二、名良橋晃、長谷川祥之、ビスマルク、本田泰人、宮本征勝、柳沢敦(敬称略)