ヴィッセル神戸がMFセルジ・サンペール(24)の来日初ゴールを含む大量4得点で、J3ギラヴァンツ北九州に快勝し、初戦を突破した。

3点リードで迎えた後半35分、サンペールがボールをもらうとドリブルで相手ディフェンス陣を抜き去った。「自信があった。フェイントを3回か4回ぐらい入れて、左足でゴールを決めた」と振り返った。「(何人抜いたかは)正直分からない。たくさんいたのか、少なかったのか。最後の方は疲れて周りも見えてなかった」。

3月にバルセロナから神戸に移籍した24歳は、第17節を終えたJ1リーグ戦では11試合無得点だった。「自分の記憶にも長い間残るゴールだろう。これをきっかけに(もっと)ゴールを決められれば」と気持ちを込めた。

トルステン・フィンク監督(51)はJ1リーグ戦で出場機会が少ない選手を中心にスタメン起用し、MFアンドレス・イニエスタ(35)やFWダビド・ビジャ(37)はベンチ外とした。サンペールのプレーについては「良いパフォーマンスだった」と称賛した。