J1清水エスパルスは雨が降りしきる中、J1サガン鳥栖と対戦。前半15分、FWドゥトラ(31)が清水での初ゴールを右足で決め先制。

その後、GK西部洋平(38)を中心に反撃を許さず、1-0で勝利。清水は5年ぶりのベスト4進出を決めた。ホンダFCはJ1鹿島と対戦。前半を0-0で折り返すが、後半20分、鹿島FW土居聖真(27)に決められ0-1。鹿島を上回る14本のシュートを放つも、最後までゴールは挙げることはできず、28年ぶりのベスト4は夢と消えた。

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負けられない一戦で待望の一発が飛び出した。清水は前半15分、MF河井陽介(30)のパスにFWドゥトラが反応。浮き球パスを受けると、右足ダイレクトで逆サイドネットに流し込んだ。「長い時間出ることができれば得点を決めたい」。今夏加入したブラジル人助っ人は清水で初ゴール。得点後は歓喜の雄たけびを上げ、宣言していた「サムライポーズ」を披露した。

日本でのプレーは12年の鹿島以来、7シーズンぶり。京都も含めれば、清水が3クラブ目となる。加入当初はコンディションが上がらず、他選手との連係が合わない場面も多かった。それでも、日本でのプレー経験が生きた。日本人選手とは日本語でコミュニケーション。明るい性格でチームの盛り上げ役も担っている。

「ゴールは取りたいけれど、まずは勝つことが大事」。チームに在籍するブラジル人と同様にチームの勝利を最優先してきた。日本でのゴールは2012年12月15日の天皇杯磐田戦以来、2503日ぶり。清水では公式戦10試合目で待ち望んだ「1号」が飛び出した。

この日は直近のリーグ広島戦から先発3人を変更。篠田善之監督(48)も「目の前の試合に全力を尽くす」と現状のベストメンバーを起用した。試合前日の22日は雷雨の影響で急きょ室内のみで調整。アクシデントにもめげず、雨中の激戦を制したチームは14年以来5大会ぶりの4強入りを決めた。【神谷亮磨】