首位横浜F・マリノスを勝ち点差4で追う3位の鹿島アントラーズは28日、ホームでのリーグ最終戦となるヴィッセル神戸戦(30日、カシマ)に向けて鹿嶋市内で紅白戦を実施した。

前節サンフレッチェ広島戦は、勝利への貪欲さを欠きスコアレスドロー。試合を2日後に控えたこの日、ミーティングで大岩監督は「もっと優勝への姿勢を出そう」と、強い口調で選手にハッパを掛けたという。

逆転優勝には2連勝が絶対条件だが、次節横浜か東京が勝利した時点で鹿島は優勝争いから脱落する。大岩監督の熱い言葉に、出場すれば1カ月半ぶりの復帰となるDF犬飼は「『本当にやらないと』と思ったし、言わせないようにプレーしたい」。MF永木は「気持ちのところはみんなも思っていたところ。紅白戦で前面的に出せていたと思う」と言い切った。