J2ジュビロ磐田は1日、磐田市内で東海大学選抜と練習試合を行い、2-0で勝利した。東京五輪世代のFW小川航基(22)が2得点を挙げた。主力組が出場した3本目の22分には、右クロスを頭で合わせて先制点。4本目の22分は敵陣で自らボールを奪い、右足で追加点を決めた。鹿児島キャンプ中に行った練習試合と合わせ、2戦3発と好調。「練習試合でも点を取ることで自信につながる」と目に見える結果にこだわった。

2トップでコンビを組むFWルキアン(28)との連係面も向上している。「同じ動きにならないことを意識している」。状況に応じて役目も臨機応変に対応。背後に抜ける場面と、起点になる動きを使い分け、攻撃を活性化させた。チームは今後、Jクラブとの練習試合を予定している。小川航は「今日はもっと決められる場面があった。精度を上げていきたい」と反省も忘れなかった。【神谷亮磨】

○…磐田加入が内定しているブラジル人FWルリーニャ(29)が、この日からチーム練習に参加した。午前中に来日したため、ジョギングなどの軽めのメニューを消化。練習試合を観戦した約600人のサポーターの声援にも、笑顔で応えた。近日中にメディカルチェックを行い、正式契約を結ぶ。フベロ監督(45)は「フィジカルを高めて、なるべく早くチームに合流させたい」と話した。